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Vol.45 “ ソロライブはクラブDJから学べ “

Vol.45 “ ソロライブはクラブDJから学べ “

 

私の知る凄腕のDJのほとんどは誰の演奏だとか、名盤だということよりも、聴いて、使えるか、使えないかという厳しい耳を持っています。どんなに有名なアーティストでも関係ありません。そして大量のリスニング量やフロアの空気を読む力は半端ではなく細かい反応を絶対に見逃しません。

 

あるときフロアでなぜこんなにお客さんを喜ばせることができるのだろうと思い自分の出番以外にもフロアでよく聴いていました。そこで学んだのがローカット、ハイカット、ブレイク、などのインパクトを与えるアレンジや繋ぎなどの演出でした。

いろいろなスタイルがありますが幸運にも一流DJとの縁でたくさん学ばせてもらいました。

 

例えばブレイクはインパクトを強調したい直前に設置するとか、低音を聴かせたい時は、その直前でローカットしておいてブレイクしてから一気に低音を決壊させると効果的です。フレーズを速く聴かせたい時はその直前で音数を減らすなど、いずれにしても変化量が決め手になります。

 

選曲は繋ぎ一つで同じ曲でもガラリと印象を変えることができます。

 

ジャンル、スタイルの呼び方がめまぐるしく変わっていきますが本質は変わらないと考えています。

 

もちろん楽器もDJもする人には当たり前と感じることかもしれませんが、これからソロライヴをしたいという人の参考になれば幸いです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

Vol. 44 ” 崖っぷちの演奏 “

 

Vol. 44 ” 崖っぷちの演奏 “

 

リズムを刻んでいたりメロディーを奏でている時に周りとリズムがズレたりして戻れなくなることがあります。

 

これは慣れていない曲や早いテンポでは誰でも経験しますし悪いことではありません。

 

ではプロはそういう時にどういう風に対処するのか?

 

一つの例ですがライブなどの本番ではやり直しがききません。そういう時はプロはミスをもう2回くらい再現して、今のプレイは意図的なものなのだと正当化することがあります。

 

例えばソファーに座った時や靴が擦れてオナラに似た音を出してしまうことがあります。その時にもう一度同じ音を出して周りにいる人に今のは擦れた音だとアピールするときのような感じです。

 

プロは再現できます。

ソファーの音ではありません。(笑)

 

そしてなぜそんなことが再現できるのか?

 

それは常に先読みをしながら現在の演奏をしているからです。

だから少しぐらいつまずいても戻るポイントを待つことができるのです。

 

先読みがない” 崖っぷちの演奏 ”は少しのミスが致命傷になりかねません。

 

戻るポイントがどんどん過ぎ去っていきなかなか追いつくことができません。

 

他に例を挙げるとDVDやCDプレイヤーは多少揺らしても音が止まったりしませんよね!実際は音は飛んでいるのですが先に読み込んでいる情報を使ってつじつまを合わせています。

 

だから少し先の演奏を読み込んで予想しつつ現在のプレイもすることができればつまずいても正当化することも可能で落ち着いて戻ることもできます。

 

写真は本当の崖っぷちの演奏です。(笑)

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

Vol.43 “ ウィンドチャイムの裏技 “

 

Vol.43 “ ウィンドチャイムの裏技 “

 

ウィンドチャイムという楽器をどこかで見たことがあると思います。

 

そのウィンドチャイムの裏技とは。

 

これは演奏方法のことではありません。

 

それは演奏の回数です。

 

一曲の中での回数は多くて3回まで。

 

そうすると効果的な演出ができるのと同時に、どこで使うかを考えるようになります。
曲の大切なところが見えてきてアレンジャー的な視点で演出する思考が身に付きます。

 

また使わない曲を自分で選ぶなどさらに進んだ考えもできます。

 

また、使いすぎているプレイヤーに伝える時は否定的に伝えるより「ここは絶対に欲しい」という言い方によって「他は必要無い」というメッセージに変換しましょう!そうすることで演奏するなと言われるよりも自主的に判断してくれます。

 

では多くのプレイやーがなぜ使いすぎるのか?それはパーカッションは一つひとつの音が短いためウィンドチャイムのような持続音は曲の雰囲気に飲まれるようについ手が出てしまうと私は分析しています。

 

実はこれは私の話でもあったのです。その時は完全に飲まれていました!(笑) ライブ録音を聴いて使い過ぎに初めて気が付きました。もちろん多用することが悪いと言っているのではありません。本人が思っているより使いすぎているということを自覚することで、より効果的に演奏に取り組めると思うからです。

 

参考になればと思います。

 

ということで8小節目に我慢してみましょう!

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

Vol.42 ” タメ “

 

Vol.42 ” タメ “

スティーヴ・ガットはずっしりとタメの効いたグルーヴと音楽性で音楽ファンからミュージシャンまで魅了し続けている世界的音楽家ドラマーです。」

 

その唯一無二のグルーヴに憧れた方も多いことでしょう。そしてそういったグルーヴを求められることもあります。でもやり方がわかりません。

 

それではなぜスティーヴ・ガットはそんなにビートが重くタメが効いているのでしょうか?

これはレコーディングでのエピソードですが結論からお伝えすると実際に重かったのです。どういうことかというとメトロノームよりも明らかに遅いタイミングで演奏していたという事実です。

信用のおける人からの証言も得ています。これを聞いた時、そうだったのか!いう謎が解けたのろ同時に、いろんなことが見えてきました。

 

それと実際の生音はそんなに大きくないということも挙げておきます。

 

答えは簡単!

 

本当ににモタっていいのでした!

 

でもこのプレイをそのままやってしまうと周りの理解を得るのに少し時間がかかります。そのままだと「なんか重い」「モタる」「そうじゃなくて、なんか違う」そしてジャストに演奏すると「タメがない」「なんか軽い」ということになりかねません。

頭の中で「タイミングだ・・・」「タメだ・・」「アクセントだ・・」と自問自答します。体はこわばり呼吸は浅くなり、ますますいいプレイはできません。

 

私の分析ではスティーヴ・ガットのグルーヴが特別なのではなく周りのミュージシャンが少し遅れた、モタったグルーヴを共有できているのではないかとうことです。もちろん本人が素晴らしいことは言うまでもありませんがある種のブランドのような存在とも考えます。それは“ スティーヴ・ガットだから許される “という場になっていると言うことです。

これはあくまでもデータをもとにした私の仮説です。ですがもしこの記事を読んでくれた人の中からそうだったのかぁ!なるほどぉ!と思ってくれる人がいるとしたら幸いです。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

Vol.41 “ なぜ楽器店ではいい音がするのか ? “

 

Vol.41 “ なぜ楽器店ではいい音がするのか ? “

新しい楽器をワクワクしながらスタジオで音を出した途端、買った時のように響かずにショックを受けたことがありませんか?

 

理由は楽器店ではいい音に感じる条件があるからです。特に打楽器専門のお店の中は生楽器で埋め尽くされています。試奏をすると店内にある打楽器が一斉に共鳴してどんな楽器でも残響があるように感じます。だからその楽器の本当の音が分かりづらいのです。極端に言うと鳴らない楽器でも鳴っているように錯覚を起こすのです。

 

もし楽器を選ぶ時は店内だけでなく他の方法でもチェックすることをお勧めします。

 

響きというと広大な土地や山上のイメージは響きがいいというイメージがありますが実際に広〜い平地では音はあまり響きません。エコーやリバーブのような効果はせいぜい100m位の範囲に反響するものがあるシチュエーションでの現象です。それより大きくなると「こだま」になるか音が減衰して聞こえません。映画や映像作品では雄大な響きを連想するような音楽でイメージ付けされていますから、そういったイメージを持ってしまうと現場とのギャップを感じます。

 

写真は2006年に山中湖が全面氷結した年のロケでの写真です。湖の真ん中でジェンベソロをしたのですが広大なイメージとは逆にほとんど残響がありませんでした。気温は氷点下で指の感覚が徐々になくなりどうなるかと思いました。

 

また違うロケですが洞窟では逆に響きすぎる事も問題で雫や湿度から楽器や録音機器を守るのも大変だという事も分かりました。

 

ということで楽器店で共鳴音に惑わされないようにするため情報でした!

 

お役に立てれば幸いです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

” 7世代先を考える ”

 

” 7世代先を考える ”

 

アメリカの先住民族、イロコイ族の教えに7世代先を考える生きるというものがあります。この教えはアメリカ合衆国憲法のもとになっていると言われています。世代を超えて考えることで大量の情報を意識することができます。

 

インド古典音楽の世界で2世代または3世代に渡り天才音楽家を育てるという伝説です。大量の情報と圧倒的なテクニック、センスを身につけるためには1世代では足りないというお話です。

 

他にも、ある世界的な作曲家ピアニストで自分の本当に自分の目指す音楽を完成させるには一回の人生は短すぎるという言葉にも納得できます。そこから見えてくるのは一人の一生で完全なものを目指すということよりも受け継ぎ情報も技術も成長させ又伝えていくことの大切さを教えてくれているように思います。

 

先日のロス・ムニェキートス・デ・マタンサスのワークショップ・プロデュースであらためて感じたのは伝えることの大切さでした。彼らにとって教えるということは何世代にも渡って受け継がれてきた音楽家の魂も含んだ情報を伝えるということに感じました。ワークショップから伝わってくる紳士な姿勢とモチベーションはまるで聖火ランナーが次のランナーに託す時のように美しいものに見えました。


7世代だと200年位でしょうか。自分の子供のまた子供、そのまた子供とイメージすると未来にむけて考え行動することが大切だと思いました。愛する子供や人を守る方法はその周りを守ること、その周りを守ることはそのまた周りを守りやがて地球全体、宇宙へと広がり思考の階層がぐんぐん上がります。何一つ関係の無いものは存在せず何らかの役割を持って繋がっている。自分にも宇宙があり、隣の人にもその人が主人公の宇宙がある。

 

私たち夫婦からどんな人間が生まれどんな仕事を作り出していくのか。また7世代前の先祖は何を想像していたのだろうか。街の中ですれ違う人達の中にも同じ先祖の人がきっといたはずです。偶然電車で隣に座った人も皆兄弟のようなものかもしれません。そう考えると自分も他人も同じように愛するということができます。

 

以前家族で上野の博物館へ行った時でした。ティラノサウルスの大腿骨の化石サンプルを間近に見た時に自分たち人間と全く違う生き物とは思えなかったことを思い出しました。実は感動して涙が出そうになりました。外側の見た目に違いはあっても骨を見ればどこか他人とは思えません。

 

何を考えていたのだろう、何を想像していたのだろう。今のような時代を想像することができただろうか。

また未来の人間は今地球上で起こっていることの数々をどんな風に考えるだろうか。褒めてくれるだろうか。

先住民族の教えを意識すると無駄なものは何一つ無く全てに役割があるというようなメッセージが聞こえてきました。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

Vol.40 “ なぜ子供が書くお母さんの似顔絵は似ていないのか? “

 

Vol.40 “ なぜ子供が書くお母さんの似顔絵は似ていないのか? “

 

参観日に子供が描いてくれた似顔絵を見て私はこんな顔じゃない〜っ!!!と思ったことありませんか?本当はもっと綺麗なのに顔と体のバランスは違うし鼻の穴は前を向いて描いてあるし、、。でも心から褒めてあげたい、、。嬉しいんだけどう〜〜ん、と複雑な気持ちになることもあります。

 

なぜそうなるのか。それは幼児はお母さんの顔を至近距離で下から見ているため鼻は二つの穴に見えているのです。お父さんは休日に普段は剃らなければいけないヒゲを、そのままにしていることも多く子供が見るお父さんのアゴにはうっすらヒゲが生えています。

 

 

だから本当はよく捉えていて、とても上手く描けているのです。

ただいつどこの角度から見ているのかが問題です。

 

楽器の奏法や体の動きを研究する時も一つの角度や部分だけではなく様々な角度から見て分析することをおすすめします。考えもしなかった筋肉を使っていたり至近距離で見ると意外と動きは小さいという発見をすることもあります。

 

「子供の目線」というと「 目線=気持ち 」と解釈し本来の目からの情報という本質が盲点になりがちです。

 

だからちょっと納得のいかない内容でも子供の描く似顔絵はうまく描けていると言えます。

 

お子さんの作品を心から上手い!と言ってあげる方法をお伝えしました!

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

vol.39 “ 有り難い “

 

 

 

 

vol.39 “ 有り難い “

誇り高き勇敢な音楽家、ダンサー、ロス・ムニェキートス・デ・マタンサスは今日、成田からキューバに発ちました。昨夜の最後の演奏は本当に感動の一言、心が洗われました。

 

東京で生の演奏を聴けることは有りえないと思った方も多かったこと思います。

 

有り難うは、有ることが難しい、存在すること自体が難しいという意味で人間に生まれてこれた尊さを解いた話「盲亀浮木(もうきふぼく)の譬(たとえ)」を思い起こしました。

 

果てしなく広がる海底に住む目の見えない亀が100年に一度だけ顔を出した時に真ん中に小さな穴の空いた浮木に偶然顔を出すくらい有りえないというたとえです。

 

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ある時、お釈迦様が阿難(あなん)という弟子に、
「そなたは人間に生まれた事を、どのように思っているか」と尋ねられました。
「大変、喜んでおります」
阿難がそう答えると、お釈迦様が、重ねて尋ねられました。
「では、どれくらい喜んでいるか」
阿難は答えに窮します。
すると、お釈迦様は、一つのたとえ話をされます。
「果てしなく広がる海の底に、目の見えない亀がいる。
その亀は、百年に一度、海面に顔を出す。
広い海には、一本の丸太が浮いている。
その丸太の真ん中には、小さな穴がある。
丸太は、風に吹かれるまま、波に揺られるまま、
西へ東へ、南へ北へ、と漂っている。
阿難よ、百年に一度、浮かび上がるその目の見えない亀が、
浮かび上がった拍子に、丸太の穴にひょいと、頭を入れる事があると思うか」
阿難は驚いて、答えます。
「お釈迦様、そのような事は、とても考えられません」
「絶対にない、と言い切れるか」
お釈迦様が念を押されると、
「何億年、何兆年の間には、ひょっとしたら頭を入れる事があるかもしれません。
しかし、『ない』と言ってもいいくらい難しい事です」
阿難が答えると、お釈迦様は、
「ところが、阿難よ。私達人間が生まれる事は、
その亀が、丸太棒の穴に首を入れる事があるよりも、難しい事なんだ。
有り難い事なんだよ」と教えられたのです。

 

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森村あずささん、こんな機会をくださって本当にありがとうございました。そしてお疲れ様でした。ダンスも最高でした。

 

 

最後まで読んでいただき有り難うございました。

 

Vol.38 “ モチベーション “

 

 

Vol.38 “ モチベーション “

 

練習をしていて集中力が続かなかったり、あと少しという所でモチベーションが下がってしまうことがあります。もう少しで書き上がるスコアがあとちょっとという所で止まってしまったり、仕上げを残して放置されたままになっている作品があります。

 

これらは決して努力が足りないとか才能がないのではありません。

 

例えば、赤信号で急いで渡る横断歩道を多くの人は最後の数メートルを残して歩いてしまいます。これは目標が現状のイメージの中に入ってきたためにモチベーションが生まれなくなる現象で人が持っている生得的な機能です。

 

登山の下山時に怪我が多いというのも頂上をゴールにしているためかもしれません。だから下山して自宅に戻るまでを設定すると安全性を高めれるはずです。

 

音楽に取り組む上でも目の前の課題をクリアすることよりも、さらに先のコンサートでお客さんが感動している!というようなワクワクするようなゴールにするとモチベーションが作り出されることが分かっています。

 

もっと大きな先のゴールだと更に大きなモチベーションを手にすることができるでしょう。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

Vol.37 “ ホームとアウェイ “

 

Vol.37 “ ホームとアウェイ “

初めて行くツアー先や慣れないレコーディングスタジオで思ったような実力が出ないことがあります。移動での疲れや楽しさとは関係なく無意識では早く慣れ親しんだ場所に戻りたいと感じていることがあります。

 

例えばヨーロッパ人が慣れ親しんだ土地を離れ新しい場所にニューホランド、ニューイングランド、ニューハンプシャー、ニューオリンズ、ニューヨーク、を作った心理と同じです。故郷と同じ環境、名前をつけて再現しました。マイアミのリトルハバナも同じ心理と言われています。

 

そこで私が実践してきたコンフォートな空間作りで実力を発揮できる方法をご紹介します。

まずツアーでは歩いている時も座っている時も体に接しているところだけを意識することで移動している感覚が少なくなります。足なら靴底、乗り物なら椅子と接しているお尻や背中です。国際線でも実際には大した距離を歩いていません。一番は移動していると思わない自分なりの方法を見つけることをお勧めします。

 

大きなコンサートでも会場の大きさを意識せずに慣れ親しんだ場所で演奏しているイメージでやれるといつもの実力を出すことができます。それができればやっぱりコンサートは楽しんで演奏しましょう!

 

もう一つのイメージ方法は例えばツアーならコンサートが終わって自宅に戻るまでを目標にすることです。そうすることで本番は中間地点をなぞっているにしか過ぎなくなりリラックスして取り組めることでしょう。さらに先の目標でももっと効果があると思います。

とはいってもツアーやレコーディングの緊張感や刺激は、やっぱり楽しいものです。ですがどんな環境でも実力を発揮できた時の充実感は大きな喜びです。お役に立てば嬉しいです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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